ロトルアの間欠泉・温泉|ニュージーランドロトルア観光ガイド

ロトルアの間欠泉・温泉|ニュージーランドロトルア観光ガイド

ロトルアの温泉

ロトルアには至る所から温泉が湧き出ており、街全体が硫黄の香りに包まれます。

 

 

この街は、以前からヨーロッパ系移民や旅行者に湯治場として人気がありました。現在「ロトルア博物館」として知られるチューダータワーももともとは温泉治療施設で、電気と温泉を併用した治療や泥温泉入浴などが行われていました。

 

今もロトルアでは、「総合病院」や「QE病院」(以前のキーウィエリザベス病院)などで、腰痛、関節炎、リューマチなどの患者に温泉治療を行っています。

 

街中には約3箇所の大きな地熱地帯があり、各所で温泉の蒸気や温泉の源泉を見ることができます。また、同じエリアでも源泉によって泉質が異なり、アルカリ性/酸性/泥温泉とさまざま、泉質も色もがらっと異なります。

 


→クイラウ公園内の普通の温泉池と、ファカレワレワ村にある真っ青な温泉池

ロトルアの間欠泉

ロトルアでは温泉池だけでなく間欠泉を見ることもできます。
特に市内中心部にある「ポフツ間歇泉」は世界有数の間歇泉として知られています。

 

ポフツ間欠泉

 

ロトルアの間欠泉といえば、通常はこの「ポフツ間欠泉」のことを指します。一日に約15〜20回吹き出し、最大で20〜25mの高さまで上がります。

 

水量が多く豪快な間欠泉で、この様に虹がかかる光景などもしばしば。ただし吹きあがりから数分で小さくなることもあり、大きな間欠泉が見れるかどうかは運次第です。

 

この間欠泉は市内中心部の観光地「テプイヤ」内にあります。また隣接の観光地「ファカレワレワ村」からも見ることができます。

 

 

レディノックス間欠泉

ロトルアの間欠泉・温泉|ニュージーランドロトルア観光ガイド

 

もうひとつ有名なのがこの「レディノックス間欠泉」で、こちらは市内中心部から車で30分ほどの「ワイオタプ」という観光地にあります。

 

ポフツ間欠泉ほどの豪快さはありませんが、高さは10〜15mほどまで吹き上がります。1日に1回、10時15分頃に人工的に誘発して上げるため、行けば必ず見ることができます。

 

〜間欠泉とロトルア観光の歴史〜
ロトルアはNZで最初の観光地で、19世紀初頭より、ヨーロッパ、主にイギリスからの移民の人々がNZにやってくるようになり、1830年頃までには、宣教師や商人達が度々ロトルア地区を訪れるようになりました。

 

目当てはロトマハナ湖麓にあったピンクとホワイトテラスで、これが移民者たちの注目を集め、特に1870年以降には観光客の数も急増しました。

 

ピンクテラスはマオリ語で「オツカ・プア・ランギ=曇っている状態」という意味で、高さ26メートル、広さ2.2ヘクタールありました。ホワイトテラスはマオリ語で「テ・タラタ=いれずみ」を意味し、高さ30メートル、広さは3ヘクタールに及びました。弓状のような形をした階段状のテラスが見られ、その程よい温度になったおんせんが流れるくぼ地では、観光客の人々は水浴びなども良くしていました。

 

しかし1886年6月10日に直ぐ隣にあるタラウェラ山が大噴火をし、ピンクとホワイトテラスが破壊され、その周囲に住む住民の少なくとも153名が命を失いました。またピンクとホワイトテラスのあったロトマハナ湖(マオリ語で暖かい湖という意味)も水位が約40メートルも上がり、隣に有ったと言われるロトマカリリ湖(マオリ語で冷たい湖という意味)と一緒になって面積も約20倍になりました。破壊されたピンクとホワイトテラスは火山灰に埋もれ、現在では広くなったロトマハナ湖の底に眠っています。

 

その後1900年から1904年の4年間の間、この周辺の地域では高さ400メートルに吹き上がる大間歇泉「ワイマング」が見られました。ギネスブックにも載っている世界で最も大きな間歇泉でした。

 

ワイマング間欠泉は上がらなくなりましたが、現在この「ワイマング」はハイキングのできる地熱観光地になっています。

ロトルアの温泉入浴施設

 

ロトルア周辺にはいくつかも温泉があります。

 

入浴施設としては市内中心部にある「ポリネシアンスパ」(写真)が最も有名で、送迎サービスのある泥温泉「ヘルズゲート(泥温泉」あたりも旅行者に人気があります。

 

その他、郊外には自然そのままの無料温泉スポットなどもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉スポット名

 

エリア

 

区分

 

概要

 

市内中心部からのアクセス

 

ポリネシアンスパ温泉

 

ロトルア

 

有料施設

 

ロトルアで一番有名な温泉入浴施設。湖を見ながら入れる露天風呂施設で、酸性・アルカリ性2種類のお湯が楽しめる。市内から徒歩で行けます。

 

徒歩圏内

 

ヘルズゲート温泉

 

ロトルア

 

有料施設

 

唯一泥温泉入浴が楽しめる温泉施設。硫黄の温泉もあります。市内から離れてますが予約すれば送迎サービスしてくれます。

 

無料送迎サービスあり

 

 以下は車が必要で個人では行きにくいかもしれません

 

ワイキテバレー温泉

 

ロトルア郊外

 

有料施設

 

さらに郊外にある温泉施設。源泉かけ流しのお湯が楽しめ、周辺には田舎らしい牧場風景が広がる。

 

車で30〜40分

 

ケロセンクリーク温泉

 

ロトルア郊外

 

無料

 

比較的有名になってきた川温泉スポット。温泉が川となって流れる無料入浴スポットで、ニュージーランドらしいワイルドな入浴を楽しめます。

 

車で30〜40分

 

ソーダスプリング

 

ロトルア郊外

 

有料施設

 

旅行者はほどんど行かない郊外の自然温泉。100人は入浴できそうな広大さも人が少ない秘湯。

 

車で45分

 

ブッチャーズプール

 

ロトルア郊外

 

無料

 

こちらも旅行者はほどんど行かない郊外の露天風呂。無料で入浴でき、近所のマオリがよく入っています。

 

車で45分

 

 

 

★地熱地帯を見学する観光スポットも多数あり★
下記ページで詳しく紹介しています。